脱毛症の種類

脱毛症は大きく2種類に分けることができます。一つは、ヘアサイクルの成長期が短く、髪が十分成長しないで休止期に入ってしまい抜けてしまう「休止期脱毛」です。世の中の多くの男性が悩んでいる男性型脱毛症(AGA)はこれにあたります。もうひとつは、髪が成長期であるのに抜けてしまう「成長期脱毛」です。円形脱毛症などがこれにあたります。

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休止期脱毛

  • 男性型脱毛症(AGA)
  • 男性の最も多い脱毛症です。思春期以降に前頭部(額の生え際)や頭頂部で「硬毛の軟毛化」が引き起こされ、髪の毛が薄くなっていきます。脱毛がいったん始まると、それが年月とともに進行していきます。男性型だからといって男性しかならないわけではありません。女性でもなります。

  • 脂漏性脱毛症
  • 皮脂が過剰に分泌して、毛穴につまったり、頭皮に炎症が起こして、髪の毛の成長を妨げ、抜け毛が増えていく脱毛症です。男性型脱毛症の初期に起こることが多いようです。

  • 粃糠(ひこう)性脱毛症
  • 粃糠とはフケのことです。粃糠性脱毛症は、それが原因になる脱毛症です。フケが毛穴をふさぎ髪の毛の成長を妨げます。また、雑菌の繁殖の要因になり、毛母細胞にダメージを与え、脱毛を促進します。

  • 分娩後脱毛症
  • 出産後2~6ヶ月間起こる脱毛症です。妊娠中は、抜け毛を防ぎ成長期を延ばす女性ホルモンの分泌が増え、ヘアサイクルの成長期が長くなるうえ、退行期にとどまっていて、髪が抜けづらくなります。出産後、ホルモンが正常な状態に戻ると、抜けずに残っていた髪が一気に抜けてしまいます。ほとんどの場合、時間の経過とともに治ります。

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成長期脱毛

  • 円形脱毛症
  • 突然、髪が円形、楕円形に抜けてしまう脱毛症です。以前はストレスが原因とされていましたが、最近では、自己免疫疾患、遺伝、内分泌異常が関係していることがわかってきました。再発しやすいのが特徴です。

  • 薬物性脱毛症
  • 抗がん剤など、薬品の副作用で起こる脱毛症です。ガン細胞は分裂のスピードが非常に速いのが特徴です。抗がん剤は、分裂の速い細胞を破壊するように作られています。活発に分裂を繰り返す毛母細胞も標的になり、毛根が委縮してしまい、成長期の髪の毛が抜けてしまいます。

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